使っている道具と月額料金、全部公開します
2026年7月9日
2記事目は、よく聞かれそうなところから。「AIで音楽チャンネルって、何を使って、いくらかかるの?」です。
結論から言うと、私の場合はぜんぶ込みで月9,000円くらい。音楽チャンネルの制作だけに絞れば月6,000円ちょっとです。道具と金額を隠さず全部並べます。
道具箱の中身(2026年7月時点)
| 役割 | 道具 | 払っている金額 |
|---|---|---|
| 作曲(歌入り) | SUNO(Proプラン) | 月1,500円 |
| サムネ・イラスト生成 | Adobe Firefly | Creative Cloud Proに込み 私は月4,260円(※新規は月9,080円) |
| 動画編集 | Adobe Premiere Pro | |
| Spotify等への配信 | DistroKid(Musicianプラン) | 年22.99ドル(月あたり約280円) |
| 相談役・先生 | Claude(AI) | 月約3,000円 |
| このブログの公開 | Cloudflare Pages | 0円 |
※料金は変わることがあるので、正確な最新価格は各リンク先の公式ページで確認してください。実際、DistroKidは私が入った後に年22.99ドル→24.99ドルに値上がりしています。
SUNOはプラン選びに注意(商用利用の壁)
ここは一番大事なので先に書きます。SUNOは無料プランだと、作った曲を収益化に使えません。YouTubeで広告を出したりSpotifyで配信してお金を得るには、有料プラン(Pro以上)の契約が条件です。私はProプランに入っています。
| プラン | 月額 | 商用利用 | 月のクレジット |
|---|---|---|---|
| Basic(無料) | 0円 | 不可 | 50 |
| Pro(私はこれ) | 1,500円 年払いなら約1,200円/月 | 可能 | 2,500 |
| Premier | 約4,500円 | 可能 | もっと多い |
「まず無料で試して、いけそうなら有料に上げる」でOKですが、公開・収益化する前には必ず有料プランに切り替える——ここだけは間違えると規約違反になるので気をつけてください。私はProの月2,500クレジットで、動画10本分の作曲には十分足りています。
それぞれ何をやってもらっているか
SUNO — 作曲担当
歌詞とスタイル指定を入れると、歌入りの曲を丸ごと作ってくれます。1本の動画に10曲入れているので、SUNOがいないと何も始まりません。商用利用(YouTubeやSpotifyで収益を得る)には有料プランが条件なので、一番安いProプランに入っています。
Adobe Firefly / Premiere — 絵と編集の担当(料金の注意点あり)
サムネイルと動画の背景イラストはFirefly、それを組み立てるのはPremiere Pro。この2つは「Creative Cloud Pro」という全アプリ入りのセットに含まれていて、私はそれを使っています。
ただ、正直に言うとこのサムネイル作りが、今も一番苦戦しているところです。何十回も描き直しては「自分が視聴者でもクリックしないな…」という出来で、絵柄もなかなか定まりません。夕日を描かせたら月になってしまう、みたいな珍事も日常茶飯事です(笑)。ここは今まさに試行錯誤の真っ最中なので、納得のいく形が見えてきたら、やり方を1記事にまとめます。
なお、画像生成はAdobe Fireflyでなくても、GeminiやCanvaなど無料のツールでも十分に戦えます(下の代替ツールの表にまとめました)。
ここで正直に書いておくと、私が払っている月4,260円は「昔から契約している人の据え置き価格」です。今から新しく申し込むと、同じプランは月9,080円します(2025年8月に値上げされました)。なので「自分も4,260円でいける」とは思わないでください。
これから始める人なら、動画編集だけならPremiere単体プラン(月3,280円)、あるいはセール時期を狙う、という手もあります。Adobeは年に何度か半額セールをやるので、そのタイミングで入るのが賢いです。
Premiere Pro — 組み立て担当
曲と絵と文字を合体させて3時間の動画にする工程です。ここだけはAIではなく自分の手作業。ただし操作が分からなくなったら、画面のスクリーンショットをClaudeに見せて「次どこを押すの?」と聞いています。
DistroKid — 配達担当
作った曲をSpotifyやApple Musicに届けてくれるサービスです。画面が全部英語で、税金の書類(W-8BENという米国の書類)まで出てきますが、これもAIに1ステップずつ教わりながら完了できました。
Claude — 相談役というより先生
歌詞づくり、タイトルの付け方、サムネの改善案、チャンネルの戦略、そしてこのブログの制作と公開まで。「次に何をすればいいか」を常に隣で指示してくれる存在です。
もっと安く始めたい人へ(無料・格安の代替ツール)
「月9,000円は正直きつい」——わかります。私も最初から全部そろえたわけではありません。実はほとんどの工程に、無料か格安の代わりがあります。まずは0円で試して、続きそうなら課金、で十分です。
| 工程 | 私が使っている物 | 無料・格安の代わり |
|---|---|---|
| 作曲 | SUNO Pro(月1,500円) | SUNOの無料版でまず練習(※公開・収益化する時だけProに切り替え) |
| サムネ・画像 | Adobe Firefly | Gemini(無料版でも画像生成OK)/ Canva(無料・テンプレ豊富で文字入れの定番)/ Microsoft Designer(無料) |
| 動画編集 | Adobe Premiere Pro | DaVinci Resolve(無料なのにプロ仕様)/ CapCut / Clipchamp(Windows標準) |
| AI相談役 | Claude | Claude・ChatGPT・Geminiいずれも無料版あり |
| ブログ公開 | Cloudflare Pages | もともと0円(これは代わり不要) |
この組み合わせなら、SUNOの有料プラン(月1,500円)だけで始められます。残りは全部0円。「まず1本作って公開してみる」だけなら、初期費用はほぼかかりません。私も、慣れてきて「これは続けるぞ」と思ってから、Adobeなどの有料ツールに乗り換えていきました。
「AIに聞きながら」の正体と、課金の注意点
私はプログラミングの経験がゼロですが、このブログの公開作業のような「ちょっと技術的なこと」も、AI(Claude)に画面を見せながら1ステップずつ教わって進めています。これが今のところ一番のコツです。
ただし、ここでお金の落とし穴が1つあるので正直に書いておきます。AIツールには、大きく2種類の払い方があります。
| 払い方 | 特徴 | 初心者向き? |
|---|---|---|
| 定額プラン(サブスク) | 月額が決まっていて、たくさん使っても追加請求が来ない | ◎ おすすめ |
| 従量課金(API) | 使った分だけ課金。便利だが、使いすぎると高額になることがある | △ 慣れるまで避ける |
私は定額プランを使っています。これなら「気づいたら数万円請求されていた」という事故が起きません。非エンジニアがAIに作業を手伝ってもらう場合、まずは定額プランを選ぶ——これだけで重課金の心配はほぼなくなります。従量課金は、慣れて「これは便利だ」と確信してから検討すれば十分です。
※各AIツールの料金体系や名前は変わることがあります。契約前に必ず公式ページで「定額なのか、使った分だけなのか」を確認してください。ここを最初に確認するだけで、想定外の請求はかなり防げます。
一番伝えたいこと:才能もスキルも要らなかった
私は作曲経験ゼロ、デザイン経験ゼロ、プログラミング経験ゼロの、ごく普通の会社員です。それでもチャンネル運営が回っているのは、分からないことを全部AIに聞きながら進めているからです。
やってみて分かったのは、つまずくポイントのほとんどが「才能が必要なこと」ではなく「やり方を知らないだけのこと」だという事実です。英語の税務書類も、動画編集ソフトの操作も、スクリーンショットを見せて聞けば、その場で答えが返ってきます。独学で調べ回っていた時代と比べて、ハードルは体感で10分の1くらいになっていると思います。
必要なのは才能じゃなくて、
月9,000円と、続ける根気。
で、回収できてるの?
できていません(笑)。収益は今のところ0円です。YouTubeの収益化ラインにはまだ遠く、月9,000円は完全な先行投資です。この赤字がいつ黒字に変わるのか(変わらないのか)を記録するのがこのブログなので、ここの数字は今後も正直に書いていきます。
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